ハイドロキノンは
お肌の漂白剤と呼ばれるほど、
シミに対して強力な効果を
発揮する薬剤です。
最近はこのハイドロキノンを配合した
美白化粧品が注目されています。
妊娠中はホルモンバランスが崩れるので
シミができやすいのですが、
出産後授乳を開始しても
妊娠中にできたシミが消えない!
と悩んでいるママさんは沢山います。
授乳中にハイドロキノンを使用すると、
赤ちゃんにどんな影響が出るのでしょうか。
一緒に考えていきたいと思います。
ハイドロキノンの働き
ハイドロキノンはなぜ
シミに効くのでしょうか。
まず、シミができるメカニズムに
ついておさらいしておきましょう。
シミの原因となるのは、
私達の細胞の中にあるメラニン
という黒色または褐色の色素です。
ただメラニンそのものは
悪者ではありません。
正常な細胞を紫外線から
守ってくれるのが、
メラニンの本来の役割です。
しかし紫外線が強すぎると
メラニンが過剰になってしまい、
それがシミの原因になるのです。
ハイドロキノンは、
メラニンの過剰な発生を
抑えてくれる働きがあります。
しかもすでに発生してしまった
メラニンの数も減らしてくれるので、
まさにシミに悩む
女性たちにとって救世主なのです。
授乳中にハイドロキノンを使用した場合に考えられる赤ちゃんへの影響
わずかに発がん性リスクがある
との懸念から、一部の国では
ハイドロキノンの使用が禁止されています。
そう考えると、
ハイドロキノンを授乳中に使うのは
やはり赤ちゃんに悪影響なのか、
と心配になりますよね。
しかし実際には、安全な濃度で
適切な使用に留めておけば
赤ちゃんへの影響はほぼゼロと
考えてよいとされています。
授乳中はホルモンバランスの影響で
お肌が敏感になっているので、
ハイドロキノンを使用すると
ヒリヒリしたり、赤味や湿疹・かゆみ
が起こる場合があり、
無理して使い続けるとストレス
になってそのストレスが赤ちゃんに
よくない影響を与える可能性はあります。
ハイドロキノン自体よりも、
そのストレスによる影響の方が心配です。
ハイドロキノン配合の美白化粧品を授乳中でもどうしても使用したい場合
ハイドロキノンの配合率が2%以下の
化粧品を使用する分には、
ほとんど問題はないとされています。
米国など海外の一部の国では
ハイドロキノン高配合の化粧品が
売られているようですが、
授乳中の日本人女性にはオススメしません。
日本国内で販売されている
ハイドロキノン配合の美白化粧品であれば、
基本的に配合率が2%以下のはずです。
万が一授乳中に使用して赤ちゃんに影響が
出たかもしれないという事態が発生しても、
その因果関係を明確に証明できないと
メーカーを訴えるのは難しいです。
全ては自己責任ということになります。
シミ消し化粧品の目的別オススメはどれ?あなたに合うもの見つけよう!
最後に
ママになってもシミ1つない
いつまでも綺麗な女性でいたい、
という気持ちはよくわかります。
授乳中のハイドロキノン使用による
赤ちゃんへの影響については
さまざまな意見がありますので、
一人の意見だけを参考にするのではなく、
複数の専門家の意見に耳を傾けて総合的に判断しましょう。