しつこいシミに悩まされている人の
多くは紫外線の影響だと
思い込んでいる方が多くいますが、
実際にはそれだけではありません。
紫外線がシミの原因になるのは
広く知られていますが、
人によっては内蔵の機能の影響もあります。
例えば、
一生懸命シミをなんとかしようと
美白製品を使ってみたり、
紫外線対策をしっかり行っているのに
全然効果が上がらないのであれば、
内蔵の要因を疑ってみましょう。
特にシミに関連しているのは
肝臓だと言われています。
肝臓の機能は、老廃物や毒素を
ろ過してくれるフィルターの様な
役割になっています。
特に分かりやすいのは
肝臓の機能の弱い人はお酒が弱い
と呼ばれますが、
イコールお酒をろ過する機能が弱い
という関連性があるのです。
特に毒素を分解し、
肌のターンオーバーにも関連がある
と言われているアミノ酸の一種である
「システイン」の働きは
かなり重要になっています。
例えば、お酒のアルコール分解を
肝臓が行うときに発生する
毒素の分解を担っているのが
システインになります。
聞いたことがある方も
いるかと思いますが、
システインはメラニン生成の
メカニズムにも関連があるとされており、
肌に色素沈着(いわゆるシミと呼ばれるもの)
が起こるのを抑えてくれる
効果もあるとされています。
こういった
肝臓に関わるシミを総称して
「肝斑(かんぱん)」と呼ばれるのは、
耳にしたことがある方も
多いのではないでしょうか。
システインを摂取できる
サプリメントや、
肝斑用といったものなどを摂取して
肝機能を上げる手助けをしましょう。
特に、お酒が好きで
普段から摂取量の多い方などは、
システインがアルコール分解時に
発生する毒素である
アセトアルデヒドの分解に
利用されている事によって、
肌の色素沈着を抑える機能が
弱まってしまっている場合もあるので、
その場合はお酒の量を減らしたり
休肝日を設けるなどして
肝機能の回復を図ることが
重要になってくると言えます。
普段のケアで
なかなかシミが改善されない方は、
是非肝機能についても
着目してみてください。