50才の主婦です。加齢に伴い、シミも気になってきました。最初にシミを消したのは40才。
まぶたの上に1センチほどの茶色のシミが目立ってきて、パートの事務仕事に出かけるときなどはコンシーラーで隠していました。
皮膚科で液体窒素という方法でシミを消しました
シミというのは化粧でごまかせるので意外に周囲の人には気付かれていないことも多く、「え?そんなのあった?」などと言われます。自分だって友達のシミなんて特に気にしません。
しかし、本人にとっては毎日すっぴんの顔を鏡でみて現実を突きつけられるのですから結構つらいものです。ホワイトニングの化粧品は高額なものも多く、わりと無精な私には続かないと思い、皮膚科での治療を選びました。
この時、皮膚科でやってもらったのは窒素冷却という方法で、綿棒で液体窒素をちょんちょんと塗ってもらい、じゅ~っと人工的に凍傷のような火傷を起こすものです。保険の範囲内なので、窓口で払った費用は1000円程度だったと思います。
特に薬もなく、一週間程度でかさぶたがはがれてシミは見事に消えました。かさぶたのできている間も化粧はOKでした。
消えたと思っていたシミは数年後に浮かび上がってきて…
しかし、10年ほどたった昨年。同じところにシミが出現し、さらに頬骨とアゴのあたりに肝斑も数か所できてしまったので、併せて治療すべく再来院しました。年齢のせいか、シミの種類なのか、今回は窒素冷却を何回かして、その後、塗り薬を使う方針とのことでした。
嫌だったのは、窒素冷却を2週間ごとに3か月ほど通ったのですが、その間かさぶたがはがれた後、色素沈着が起きて、むしろシミが濃くなったようになり、不安がいっぱいだったことです。
たまたまこの時期、ひさしぶりの大学時代の友人とのランチで横顔を写真に撮られ、濃い肝斑がばっちり写っていたこともショックでした。
医師にその後、治療の過程で色素沈着が起こることについて説明をうけましたが、前もって教えてもらっていたらそんなに悩まなかったのに、と思います。
次に始まる外用薬は保険適用外なので、診察代の他にハイドロキノン軟膏とトレチノイン軟膏が3,000円、毎月の出費となりました。この薬は冷蔵庫に保管して品質が保たれるのが一か月なので、毎月1回通院し3か月かかりました。ただ、この薬は効きました。
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その後ハイドロキノンとトレチノインで治療
色素沈着していた濃いシミがみるみる薄くなって、いくつかは完全に見えなくなり、残ったものもほぼ薄くなりました。
そして、トレチノイン軟膏のほうは、小じわまで消してくれるようで、久しぶりに肌がぴーんと若返って思いがけなくうれしい効果もありました。
結局、今回シミを消すのに、合計2万円前後かかったことになるでしょうか。しかし、私にとっては満足のいく結果にはなりました。
窒素冷却にしろ塗り薬にしろ、治療中、治療後はシミが出来やすい肌の状態になっているので特に日焼け対策が必要だそうです。
せっかく取り戻した肌なので、以前より日焼けには気を付けるようになりました。
市販の飲み薬や化粧品で、いつシミが消えるのかもわからない出費を続けるよりは、皮膚科での治療が私にはあっていたと思います。